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いわての技特集ーいわての職人②県央・県南

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いわての技特集ーいわての職人②県央・県南

岩手の伝統工芸、手仕事を紹介

INDEX

  1. みちのくあかね会[ホームスパン](盛岡市)
  2. 盛岡手づくり村(盛岡市)
  3. 南部杜氏(花巻市)
  4. 東山和紙(一関市)

みちのくあかね会[ホームスパン](盛岡市)

明治時代、英国人宣教師により伝えられたというホームスパン。産業として行われているのは岩手のみだそうです。
みちのくあかね会は、昭和33年に発足、昭和37年には株式会社みちのくあかね会を設立しました。会社運営も製作も全て女性だけで行っています。ホームスパンの技術は創立当初より連綿と受け継がれ、現在は、10数名の方々で羊毛製品、絹織物、裂き織などの製品を製作しています。
盛岡市中心部からそう遠くないところにありながら、タイムスリップしたかのような古い木造建築の建物。先人たちが使ってきた機械類を大切に使う心も受け継がれています。

①羊毛の原毛を染色したところ。どれも色鮮やか。

②落ち着いた色合いのマフラーなどはこれらの色を混ぜることによって出来上がります。工房内を案内していただいた「みちのくあかね会」渡辺未央さんと。

③④羊毛を丁寧に解毛し糸を紡ぎ、巻き取ります。全てが手作業によるもので、古くから使われてきた機械類も修理しながら大切に使っています。

工房内は、原毛の選別、染色、糸紡ぎ、織りなどの作業をする部屋が分かれており、ひとつの製品ができるまで様々な工程があることがわかります。この日は、織りの部屋でそばっちも記念撮影させていただきました。 製品をつくる工程の見学や機織り体験も受付けていますので気軽に相談してみてはいかがでしょう。

⑤織りの作業する皆さん。
⑥そばっちも一緒に見学。みちのくあかね会では見学も受付けています。

⑦こちらはヘリンボーンの柄を織っているところ。ベテランの技です。

⑧ひとつの織り機の様子。こんなにもたくさんの糸がかけてあります。

⑨製作体験をすることができるとのことで、早速コースター作りにチャレンジ。20~30分くらいで出来上がります。

⑩ホームスパンのマフラーや小物のほか、裂き織のポーチなどもあります。

盛岡手づくり村(盛岡市)

盛岡手づくり村は、工芸品、民芸品、伝統菓子や食べ物などの工房や4,000種もの地場産品を扱う展示即売室を備え、地場産品などの工房もあり盛岡の観光の拠点となっています。南部鉄器、竹細工、家具、ホームスパン、郷土玩具などの工房が連なる手づくり工房は職人の技を間近で見学することができるほか手づくり体験もできる施設です。 南部せんべいや盛岡冷麺作りにチャレンジしたり、郷土玩具の絵付けなどオリジナルの作品を作ってみませんか。

①盛岡手づくり村

②わら細工体験

③木工体験

④ショップには岩手の物産がたくさん!

南部杜氏(花巻市)

洗練された酒造りの技を受け継ぐ職人、南部杜氏。日本最大の杜氏集団で、江戸時代に大阪から杜氏を招いたのが始まりと言われており、現在も日本各地の酒蔵で活躍しています。発祥の地といわれる花巻市石鳥谷町にある南部杜氏伝承館では南部杜氏の歴史や酒造りについて知ることができます。直径2メートルの酒仕込み用の桶や、酒蔵用具、酒造りにまつわる蔵内行事をミニチュアで再現したものなど様々な展示や酒造りの記録映画の上映を楽しむことができます。

①南部杜氏伝承館

②南部杜氏の歴史や酒造りをわかりやすく紹介した展示

 

東山和紙(一関市)

東山和紙(とうざんわし)は平安時代末期が起源と言われ、800年余りもの間伝統技術が受け継がれてきました。昭和17年頃には300人近くの紙漉の職人がいたそうですが、今では数名の漉き人が伝統を受け継いでいます。
楮色をした自然の色味と温かみのある優しい風合いでありながら強靭な紙質が特徴で、便せん、封筒、書道用紙や巻紙などたくさんの製品が作られています。
東山和紙紙すき館では、和紙絵を作って楽しむ紙すき体験が出来ます。出来上がった和紙は、天日乾燥してから郵送してもらうことができます。日本の名勝「猊鼻渓」近くにあり観光の折には立ち寄ってみてはいかがでしょう。

①紙すき館

②紙すき体験コーナー

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いわての技特集ーいわての職人①県北・沿案

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