ウメバチソウ

 

【多く見られる山と花期】
県内山岳全域:8月上旬~9月中旬

 花が少ない秋の山道。澄み渡った青空に、遥かに遠い山並みを眺め入る。ふと気がついて足元に眼を転ずれば、小さな白い花がある。
 遠慮がちに、可憐な花を咲かせている。端正な姿、清楚な白花。まさに「白磁の花」のイメージ。
 一見、何気ない花のようですが、良く見ると実に美しく上品です。花の形が天満宮紋章の梅鉢に似ているところから名付けられたという。そう聞いて、なるほど! と、納得がゆきます。
 リンドウやミヤマアキノキリンソウが「秋山の主役」なら、ウメバチソウは「名脇役」なのかもしれません。県内の山では 8月上旬から9月中頃まで見られます。
 山には初雪が降りそうな冷気の中で、健気にも細長い茎に白い花を咲かせている。
 「ヤアー、よく頑張っているねぇー」
思わず、声をかけてしまいました。