東根山(928m)

東根山早春

東根山早春

 東根山は盛岡市の南約15キロ程の紫波町西方にあり、南昌山(標高約848m)、箱ケ森(標高約866m)と連なる「志波三山」南端に位置する里山です。
 山の形が台形状で四阿 (あずまや) の屋根に似ることが山名の由来とか。特徴的な山容なので同定し易い。山頂付近からの眺望とブナやミズナラの樹林が素晴らしく、春にはカタクリも楽しめる山として多くの方々に親しまれております。

登山道入口は志和稲荷神社の北側、あずまね温泉「ラフランス館」の入口に標示があります。
 ここから山頂までの標高差は約700m。距離約5km。山頂までの登り所要時間は概ね2時間半。
 里山とは言っても、登り応えのある山の一つと言えそうです。 東根山で「春の使者」カタクリが楽しめるのは、周辺の里山同様、四月下旬頃からとなります。

 

 

 この頃には山頂付近の一部を除いて残雪も姿を消し、広葉樹林は芽吹きが始まります。まるで水墨画から淡い色彩の水彩画の世界に移ったかのような印象。林間にはコブシやマンサク、キブシなどが目立ち、小鳥たちの囀りが賑やかで、時折、ウグイスも美声を響かせてくれることでしょう。中腹付近の林床にはカタクリのほかにキクザキイチリンソウやエンレイソウなども見られます。
 上部の蛇石展望台からの眺望は抜群。眼下に紫波町南部の田園地帯が広がります。
 広い山頂からの眺望も特筆もの。天候に恵まれれば岩手山、姫神山、早池峰山、焼石連峰や和賀山塊の峰々まで、360度の展望を我がものとすることが出来ます。
 また、下山後に温泉に浸かる楽しみも東根山の魅力の一つです。