千沼ケ原(標高約1350m)

千沼ケ原の木歩道を行く

千沼ケ原の木歩道を行く

 千沼ケ原は十和田八幡平国立公園八幡平地区の拠点の一つ。乳頭山 (標高約1,478m) 、別名烏帽子岳 の南東約1.5Km に位置する高層湿原で、多くの池塘がみごとな景観を形成しております。
  東西約1Km にも及ぶ広がりを持ち、アオモリトドマツ林に囲まれた原生的自然度の高い高層湿原です。

 千沼ケ原へは最短コースでも約 3時間を要するため、中級程度以上の体力等が求められます。そのため登山者も少なく、静けさと自然度の高さが抜群で、まさに「雲上の楽園」。夏にはニッコウキスゲやハクサンシャクナゲ、ミツガシワなど、たくさんの高山植物が楽しめるでしょう。

千沼ケ原の池塘群

千沼ケ原の池塘群

ミツガシワ

ミツガシワ

千沼ケ原を行く

千沼ケ原を行く

 千沼ケ原へのアプローチは、岩手県側と秋田県側のそれぞれから可能です。
岩手県側の登山コースとしては、雫石町滝ノ上温泉から乳頭山を経由するコースと、同温泉手前の葛根田地区から平ケ倉沼を経由し尾根沿いに直接到達するルートがあり、これらを一周するのも変化があって楽しめます。いずれも奥深いブナ原生林ですので、熊との遭遇回避対策を忘れてはなりません。
 なお、千沼ケ原には避難小屋がなく、トイレもありませんので要注意です。最寄の小屋は乳頭山北西側の田代平山荘(無人の避難小屋)で、千沼ケ原から約3kmの位置となります。
 また、近年、雫石スキー場上部から尾根沿いに登山道が新設された三角山(標高約1418m)からは、千沼ケ原に至る登山道はありません。